流産体験記

妊娠を望み始めてから約1年後の2005年8月に待望の2人目の妊娠が発覚。しかし妊娠週数6週目で流産の診断、7週目で子宮内容物除去術(掻爬手術)となりました。
2人目がお腹の中に存在した証として、また、同じような状況で悩んでいる方々の参考になれば、と思いこのページを残す事にしました。

■妊娠発覚前

2ヶ月前に子宮筋腫が再発している事を知り不安に思いながらも子作り継続。次妊娠してもまた子宮筋腫合併妊娠だなぁなんて思いながら。
今周期は周期9日目と11日目に性交。基礎体温が高温期に入ったのが周期15日目でした。
タイミング外したな〜と期待薄。花火大会や海、お祭りなど夏を満喫、お酒もたくさん飲んでしまいました。
でも基礎体温が普段低くて安定しない高温期が割と安定していて高温期5日目くらいからはいつもより微妙に高めをキープしていました。

■妊娠検査薬陽性(画像あり)

私の高温期は平均12〜13日位。でも、高温期14日目を向かえ36.81度!いつも高温期は36.6度位の低体温の私にとってこの体温は非常に高くしかも高温期最長記録タイの14日目・・・。これはもしかしてもしかするかも、と思うといても立ってもいられなくなり妊娠検査薬を試してみました。
結果

妊娠検査薬の画像     クリアブルー 2回用
うっすら陽性?いや、薄めだけど誰が見ても線は見えるよね?というくらいの青い線が出ました。(高温期14日目・生理予定日翌日・クリアブルー)

嬉しくて検査薬を持つ手が震えました。でも生理前のような下腹部痛がありお腹が重いのが不安・・・。生理前には快調になる便通は今回は便秘気味になってました。
陽性反応を見たとたん、ムカムカ(つわり?)も始まりました(汗)。

翌日、別の妊娠検査薬でも試してみました。
妊娠検査薬の画像     ドゥーテストHCG 1回用
やっぱり陽性。確信しました。(高温期15日目・生理予定日2日後・ドゥーテスト)
このころから寒気がしたりトイレが近くなったり、ツワリや下腹部痛など妊娠初期症状と言われるような症状が見られるようになりました。
頭痛や体のかゆみもありました。これも妊娠の初期症状の一種のようです。多分。

■産婦人科へ

1人目妊娠の時、初診の時期が早すぎて何も見えず失敗したので、今回は少し待ってからにしようと思ったものの、子宮外妊娠や流産の可能性を考えると落ち着かず・・安心するために病院へ行こうと決めました。
張り切って行ってみたら、病院休み_| ̄|○
8月16日でお盆休みでした・・。ちゃんと確認してから行こうよ・・私。翌日改めて病院へ。4週の終わりか5週の初めくらいとのことで、小さな胎嚢が子宮の中にちゃんとありました。ほっと一安心。次の検診は2週間後となりました。
軽いつわりや頭痛(ツワリの一種?)、下腹痛(チクチク感)なども継続中です。

■再度・・・

軽いつわり等あるもののちゃんと赤ちゃんが育っているのか不安・・。またしても妊娠検査薬の登場です。わたしってバカ/(-_-)\ちょっとノイローゼ気味だったのかも。
妊娠検査薬の画像     クリアブルー 2回用
前回よりも明らかに線が濃いです。(高温期20日目・生理予定日1週間後・クリアブルー)

妊娠検査薬の画像     クリアブルー 2回用
終了線より濃く出てます。間違いなく陽性。(高温期24日目・生理予定日11日後・クリアブルー)
しつこくてすみません。今まで何度もフライング検査(生理予定日1週間後を待たずに検査)を繰り返してきましたが、陰性のときは何度やってもどんなに目を凝らしてみても真っ白でした。瞬時に青い線が浮かび上がるのが嬉しかったのもあり、今回は4本も使ってしまいました。

■微量の出血

初診から約1週間後、ごくわずかの出血。ペーパーに付く程度、おりものに少し混ざっている程度のものでした。「あ。。。。」トイレで固まる私。不安になり翌日病院へ。内診でタイノウ発見。でも6週目にしては小さいような。また不安材料を持ち帰ることに。
出血はごく微量で、流産の可能性があるものか、心配ない出血なのか分かりませんでしたが自宅安静を言い渡されました。
ただ、1人目の時も妊娠初期に出血したものの、ちゃんと育って元気な子が産まれているのできっと今回も大丈夫だろう、という根拠のない自信があり油断してしまったかもしれません。ピンク色のおりものが1日1回程度の少量の出血はその後も1週間ほど続きました。

■流産宣告

妊娠週数6週目の終わり頃、少量だった出血が突然増加。生理のような感じです。トイレで泣きそうになり病院へ電話するとすぐ来てくださいとのこと。
すぐに内診してもらうと超音波の画像には胎のうが映りました。でも大きさ9mm・・・。卵黄のうは見えるけど胎芽は見えません。何より、前回の診察から胎のうの大きさが変わっていません。というかむしろ小さくなっています。
「この時期に胎嚢が縮むことはありえない。卵黄のうは大きいまま残っているし。」
「残念ですが流産です」と言われました。
「手術をしなければいけないので・・・」とその後手術の説明などの話が続きました。私はボーっと無表情で聞いていたと思います。頭の中真っ白でした。一通りの説明が終わり(受精卵の染色体が流産の原因だと思うということ、手術の必要性、手術のリスクなどだったと思う)、次に看護師さんから入院について説明を受けました。その時の看護師さんにやさしい慰めの言葉をかけて頂いた瞬間、張りつめていたものが切れ、涙が溢れ出て止まらなくなりました。
「自分を責めないで。あなたが悪いんじゃないから」と言われさらに号泣する私。ティッシュを箱ごと渡してもらいました。

■1泊入院・流産手術

計算上では妊娠7週0日にあたる日に入院、7週1日に手術となりました。
入院前日の夜には相当な量(生理2日目より多い)の出血とキツイ生理痛のような下腹部痛があり、妊娠継続はムリだと納得できました。
入院当日は普通に夕食を取りその後子宮口を開く処置をしました。ラミナリア?というのを挿入し、入れたまま膣内にガーゼを詰め込まれました。この処置・・これがなかなか痛かった(泣)。術前の処置ということで構えていなかったので、この痛さ想定外でした。
翌日の手術に備えて夜9時以降は飲食禁止。水もダメ。子宮口を開く処置をしたためか?出血量もハンパじゃなく、大出血しながら一晩過ごしました。

手術当日、午後1時頃に分娩室(←流産の処置で入りたくなかった)に入り、麻酔を効きやすくするという筋肉注射を腕の上のほうにしました。麻酔は点滴から入れられ、10秒もしないうちに意識がなくなったと思います。気付いたときにはもうすでに終わっていました。
目が覚めたばかりの時は麻酔がまだ効いていて、視界がぼやけてぐるぐる回っていて視点が全く定まらなかったです。どのくらい時間が経ったのか時計を見ようとしましたが無理でした。おとなしく時間が過ぎるのを待ちました。
すると、隣の分娩台から泣き叫ぶ声が・・。どうやら同じ流産の処置をしている人のようでした。痛い、痛いと泣きながら訴える声、気持ち悪いと子供のように泣きじゃくる声・・。痛々しくて自分は妙に冷静になってしまいました。
意識が完全に戻ってから、車椅子で病室に戻りベッド上で寝た状態で1時間安静。その後診察があり、その日のうちに退院となりました。

■流産後の基礎体温・生理

ずっと基礎体温はつけていました。妊娠中はずっと高温をキープ。流産を宣告された日はまだしっかり高温でした。流産手術当日に中途半端な体温に下がり、手術翌日からは完全に低温期の体温になりました。
術後17日目から高温期となり、排卵があったと思われます。でも、高温期は9日間しかなく次の生理が来ました。 術後26日で流産後初めての生理となりました。
その流産後初生理はすごかったです。量が。1日目から4日目までずっと、今までの2日目より多い量で、貧血っぽくなりフラフラしていました。立ちくらみもひどかったです。5日目からはぐっと減り、8日間くらいで終了しました。

流産後の妊娠については、2回生理が来てからと言われました。でも1回生理が来ればOKのようです。一応、体を休ませるという意味で2回と言ってるけど1回でも構わないと先生は言っていました。なので1回生理を見た後、子作り再開しました。早くまた授かるよう体の調子を整えたいと思います。


★追記
この後、再度流産してしまいました。2度の流産の後にまた妊娠し、無事出産しました(2007年4月出産)。2度の流産後の妊娠について別にページを作成中です。出来次第、公開します。



別サイト(ブログ)にて2回目の流産と、2回の流産後の妊娠について掲載中です。
よかったらこちらからご覧下さい。

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